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【関ジャム完全燃SHOW】これを踏まえて聴いてみて!プロがやられた名曲発表

昨日2019年2月24日、テレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」では、同番組でお馴染みの売れっ子音楽プロデューサーが、「これは、やられた」という名曲を、理由を述べてから紹介する企画「これを踏まえて聴いてみて!売れっ子音楽プロデューサーが嫉妬する名曲6選」という企画が放送されました。

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音楽プロデューサーが嫉妬する名曲6選

【ゲストの音楽プロデューサー】

今回、曲を紹介する音楽プロデューサーは、この2人

蔦谷好位置さん・・・Superfly・bucknumber・ゆず などを手掛ける。

ヒャダイン(前山田健一)さん・・・ももいろクローバーZ・でんぱ組.inc などを手掛ける。 

この2人が、「やられた」ポイントを先に紹介し、それを踏まえてから、やられた名曲を紹介する、という企画でした。 

2人が、この手の企画で楽曲を紹介すると、iTunesのランキングが急上昇したり、YouTubeの再生回数がアップしたりすることがあったりと、少なからず影響力があるようで、個人的にもとても楽しみです。

(※記事中のコメント・ポイント等の文章は、「関ジャム完全燃SHOW」2019年2月24日放送分より引用・要約などさせていただいております。)

 

蔦谷好位置がやられた名曲 その1

[POINT:1]

天才プロデューサー冨田ラボが手掛けたMISIAの「Everything」と同じ月にリリースされたもう1つの名曲!!

冨田ラボ・・・音楽プロデューサー。MISIAをはじめ、平井堅、中島美嘉、木村カエラ他 数多くのアーティストに楽曲提供。

[POINT:2]

歌詞かなくても美しいメロディーなのに 歌詞も見事!!

[POINT:3]

自分では絶対に思い浮かばないイントロ!!

以上を踏まえて・・・


●キリンジ「エイリアンズ」(’00)
作詞・作曲:堀込泰行 プロデュース:冨田ラボ

スタジオでは、この曲の「イントロ」について、蔦谷好位置さんやヒャダインさんが、「自分なら、このくらいしか作れない」と、実際にキーボードを弾いてイントロのメロディーを比較して、「エイリアンズ」のイントロのスゴさを語っていました。
正直、僕には、あまり違いがわからなかったです・・・ 

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(2019年2月25日午前のiTunesストアのスクリーンショット)

また、番組放送翌朝のiTunesのソングランキングをみてみると、2000年発表のこの「エイリアンズ」が50位にランクインと、上位に入ってきていることが確認できました。
番組の影響かもしれません。

 

 

蔦谷好位置がやられた名曲 その2

[POINT:1]

声を最大限に活かした 超絶名曲!!

[POINT:2]

なんとか自分が作った歌にならないかな?と思うほどの曲!!

※蔦谷さん曰く、「途方に暮れるほど、好きな曲」だとのこと。

以上を踏まえて・・・


●シーア「シャンデリア」(’14)
Written by SIA FURLER/JESSE SHATKIN Produced by JESSE SHATKIN/GREG KURSTIN

シーア・・・MVやライブでも顔を明かさないオーストラリア出身のアーティスト。
グレッグ・カースティン・・・シーアの他にもアデル、ポール・マッカートニーらの曲を手掛ける天才プロデューサー。

 

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(2019年2月25日午前のiTunesストアのスクリーンショット)

番組放送翌朝のiTunesのソングランキングをみてみると、2014年発表のこの「シャンデリア」が17位にランクインしていることが確認できました。
これは、この曲がCM曲であることも関係あるかもしれません。

 

ヒャダインがやられた名曲 その1

[POINT:1]

ジャニーズのデビュー曲は名曲揃い!!

[POINT:2]

先輩方のヒットの法則が全て注ぎ込まれた曲

[POINT:3]

サビ後半に裏声パート ”これでもか感”が満載

以上を踏まえて・・・


●King & Prince「シンデレラガール」(’18)
作詞:河田総一郎 作曲:河田総一郎/佐々木望

ヒャダインさんが分析するには、「コードの構成音にない音を使う事で、緊張感(テンション)や不安定さを表現」しているとのこと。

 

また、ジャニーズのデビュー曲には名曲が多いとのことで、ヒャダインさんが【仕掛けだらけのジャニーズのデビュー曲3選】も発表しました。

 

☆サビに少年時代特有の不安定さが!!
●Kinki Kids「硝子の少年」(’97)
作詞:松本隆 作曲:山下達郎

 

☆掛け合い、掛け合い、掛け合いからの~
●少年隊「仮面舞踏会」
作詞:ちあき哲也 作曲:筒美京平

※掛け合いからの「BABY COME ON DON'T STOP THE MUSIC」という歌詞の譜割りの悪さがポイント。

 

☆アイドルらしからぬ?冒頭からの・・・
●嵐「A・RA・SHI」('99)
作詞:J&T 作曲:馬飼野康二

※「冒頭から、いきなりラップ」がポイント。

 

ヒャダインがやられた名曲 その2

序盤から超ドライで余韻が全くない引き算の極み!!

[POINT:2]

ほぼ楽器が入っていない 人の声こそが楽器!!

[POINT:3]

今を感じる 2010年代のミュージカル映画

以上を踏まえて・・・



●「THE GREATEST SHOW」(’17)
Music and Lyrics by Benji Pasek & Justin Paul,Ryan Lewis

※映画「グレイテスト・ショーマン」からの1曲

 

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(2019年2月25日午前のiTunesストアのスクリーンショット)

ちなみに、番組放送翌朝のiTunesのソングランキングをみてみると、2017年発表のこの曲が41位にランクインしていることが確認できました。

 

蔦谷好位置がやられた名曲 その3

[POINT:1]

天才・岡村靖幸のスゴさを知らしめた曲!!

[POINT:2]

日本でファンクとポップスを融合し最初に大ヒットした渡辺美里の曲!!

[POINT:3]

R&Bソウルの名曲へのオマージュ

ボビー・ヘブ「サニー」('66発売 Written by HEBB) のコード進行を使用したと思われる。

ファンク・ミュージック・・・ブラックミュージックの1つで、アフリカやラテン系のリズム、ジャズやロック、レゲエの要素を取り入れるなど、ジャンルを超えて発展。

以上を踏まえて・・・



●渡辺美里「虹をみたかい」(’89)
作詞:渡辺美里 作曲・編曲:岡村靖幸 

 

 蔦谷さんがサウンドプロデュースした KICK THE CAN CREW「住所 feat.岡村靖幸」で、岡村さんへのオマージュとして、このコード進行を使ったところ、岡村さんにはあまり響いていなかった、とのこと。

 

蔦谷好位置がやられた名曲 その4

[POINT:1]

小学生時代に衝撃を受けた曲で、槙原敬之・秦基博もカバー!!

[POINT:2]

ピアノを弾くシンガーソングライターならではの名曲!!

[POINT:3]

冒頭の歌詞と転調に注目!!

以上を踏まえて・・・



●大江千里「Rain」(’88)
作詞・作曲:大江千里

 Aメロが「カノン進行」で、すごく入りやすい。その後、転調する。
状況の変化(歌詞の変化)に合わせたメロディーの動きが見事な絡みをみせている。

カノン進行・・・クラシックの「カノン」という曲に登場するコード進行で、J-POPにも多く使われ、耳馴染みが良いとされている。

 

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(2019年2月25日午前のiTunesストアのスクリーンショット)

 

番組放送翌朝のiTunesのソングランキングをみてみると、1988年発表のこの曲が59位にランクインしていることが確認できました。

 

正直、知らない曲も紹介されていて、とても参考になりました。
また、久々に放送翌日のiTunesランキングを調べてみて、番組で紹介された曲が、比較的上位にランクインしているのをみて、番組の影響も大きいのかな、という印象です。
この番組のこの種の企画は、ホントに興味深いです。

 

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