ここ数年、SNSなどのネットを使った詐欺が横行してますが、最近よく聞く「LINEのアカウント乗っ取り詐欺」が、僕のところにも仕掛けてきたので、皆さんへの注意喚起も含めて、書いていきたいと思います。
僕のところにきた詐欺は、姉のアカウントを乗っ取り(いわゆる不正ログイン)、姉を装って、WEBマネーのカードを買わせ、その番号を聞き出して使ってしまう、という何というか、かなりステレオタイプなパターンの詐欺でした。
乗っ取られたアカウントからのメッセージ
ある日の夕方、姉からLINEのメッセージがきました。
姉:「今忙しい?」
僕:「大丈夫だよ」
姉:「ちょっと手伝ってほしいんだけど」
という感じで始まり、コンビニでWEBマネーのカードを買ってこさせて、そのカードの番号を聞き出そうという流れのようです。
※左が乗っ取られた姉。右が僕。
会話を見ていただいてわかる通り、あまりによくあるパターンだったので、素人の僕でも最初から詐欺を疑ってしまったほど稚拙ですが、詐欺師はかなり大胆に目的を果たそうと会話を続けてきます。
アカウント乗っ取りとはわかっていましたが、念の為、いろいろ質問したら、バレたと観念したのか返信がなくなりました。
僕の姉は、アメリカ在住なので、この時、現地は真夜中ですし、そもそもコンビニでカード買ってきて、みたいな依頼は普段ないので、すぐに詐欺とわかりました。
アカウント乗っ取りを知らせる
アメリカは真夜中ですが、姉の友人にも迷惑がかかると大変なので、すぐに電話してアカウントの乗っ取りを知らせました。
すでに、姉の日本の友人にも同様の詐欺メッセージが届いており、アカウントが乗っ取られている旨を、姉に知らせてくれている友人もいたようです。
まぁ、わかりやすい感じの詐欺メッセージだったので、結果だまされた人はいなかったんですが、僕の母と父にもまったく同様の文面でメッセージが届いており、母は、娘(僕の姉)に何かあって、お金に困ってしまったのではないかと信じそうになったということです。(僕に相談がきて、詐欺だと伝え、事無きを得ました)
姉はすぐに、LINEのアメリカの問合せ窓口にメールで連絡し、アカウントの削除を依頼したところ、対応が早く、1日程度で削除してくれたそうです。
また、LINEの窓口の担当者が言うには、姉のGmailのアカウント自体の情報が漏れたとのことで、GmailでLINEにログインしていた姉のアカウントが乗っ取られたようでした。(Gmailのアカウント情報がどこから漏れたかは、結局わかりませんでした)
アカウント乗っ取りを防ぐために
一応、こういったアカウント乗っ取りを防ぐために、LINE専用のログインパスワードを設定することも有効ですし、普段スマホ以外でLINEを使わない方は、スマホ以外でログインできないように設定しておくと、安心です。
絶対とは言えませんが、詐欺グループはパソコンでログインしていることが多いと思われます。(僕の個人的な見解ですけど・・・)
以下に、アンドロイドのLINEの設定を書きます。
iPhoneのLINEもほぼ同じように設定できます。
まず、「友だち」画面を開き、右上の赤く囲んだ歯車のようなマークをタップして「設定」の画面を開きます。
設定の「アカウント」をタップ。
「ログイン許可」のところをチェックをはずし、OFFにしておきます。
こうしておくと、詐欺グループが、パソコンなどの別の端末で、ログインしようとしてもできないようになります。
(その代わり、自分でもパソコンなどの他の端末でLINEにログインできなくなります。自身で、他の端末にログインする際は、外したチェックを再度入れ直すことになりまず。)
また、この設定で、詐欺グループなどの他者がログインに失敗すると、LINEのアカウントから、「・・・でログインできませんでした」のようなメッセージがくるので、他の端末でログイン失敗した覚えがないのに、そのようなメッセージがきたら、自分の個人情報が漏洩している可能性が高いので、パスワードを変更したり、いろいろ対策が必要になります。
パソコンやネットの技術は、日進月歩なので、こういった対策をしていても、乗っ取られる時は乗っ取られてしまうものだと思いますが、自分のアカウントが乗っ取られることで、友人に迷惑がかかってしまう可能性があるので、注意していきたいです。
まぁ、今回の僕の場合の詐欺は、わかりやすかったので、飲み会のネタにしたりしてますが、実際、母は信じそうになったりもしているので、こういうこともあるよ、ということを皆様に認知していただいて、被害も少なくなればいいなと思います。
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