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「GLIM SPANKY LIVE AT 日本武道館」に行ってきました。

昨日2018年5月12日、2人組ロックユニット・GLIM SPANKY(以下、グリム)のライブ「GLIM SPANKY LIVE AT 日本武道館」に行ってきました。

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GLIM SPANKY初の武道館公演!!

武道館です、武道館公演。
ライブを観にいく者としては、好きなアーティストが武道館公演をやる、と言えば、「いよいよ!」という感じでのぞみますが、これまでのインタビューやラジオなどでのグリムの2人のコメントによると、それほど「日本武道館」だから、みたいな気負いはないようです。
それでも、やはり武道館でのライブは、観る方も特別な気分になります。

 

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【お花】
たくさん花が贈られていました。

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やはり、みうらじゅん氏も単独で、お花を贈ってました。さすが。

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私設ファンクラブ(の有志)一同というのもありました。

 

会場へ入場

今回、僕の座席はアリーナのおおよそ20列目くらいのところでした。
個人的には、武道館でライブを観るのは2回目で、アリーナは初だったので、少し興奮気味です。

 

チケットについて、自分も割と簡単にアリーナが当選したし、当日券も販売していたので、よもやスカスカな武道館なんて・・・などと、僕が気にする必要のない杞憂を抱きながら入場しましたが、たくさんお客さん入ってました。
館内の写真撮影が禁止だったので、写真は撮りませんでしたが、ほぼほぼ満席な印象でした。

 

武道館公演ですが、特別なセットとかなかったです。
北側にステージを組んだスタイルでしたが、ステージにバンドセットが置いてあって、あとは、後ろに垂れ幕(?)のようなものがかかっているだけのシンプルなスタイルです。
この辺りのシンプルさが、グリムらしくて安心します。

 

開演

お馴染みのオープニングSE「Gower Wassail」が流れると客席は大盛り上がりです。30分弱、遅れて開演しました。

 

セットリストは、初期の曲から最新の曲まで、アンコール含めて全25曲。(セットリストは最後に記載させていただきました)
グリムのライブでは、過去最多の曲数だとのことです。

 

4曲目の「MIDNIGHT CIRCUS」あたりから、後ろにかかっている垂れ幕みたいなものをスクリーンとして、サイケデリックな映像が映し出されます。
曲によっては、ナチュラルにトリップできそうなくらいな映像でした。
グリムのライブで映像を使っているのを観たのは、個人的には初めてかも。
ライティングも幻想的でカッコいい。

 

今回のライブは、MCが割と多め・長めだったような印象です。
ギターヴォーカルの松尾レミさんも言ってましたが、グリムのライブMCは「ダラダラしている」とのことですが、ステージングのカッコ良さと対照的な、そういったMCの「ゆるさ」が、一ファンとしては、微笑ましく思えてしまいます。

 

ギターの亀本氏がMCで、「武道館の次は、スタジアムを目指すとか言わないですからね」「これからも、僕らは変な風にならないですから」みたいなことを繰り返し言っていましたし、この武道館公演も「ここからがスタート」と強調していました。
武道館の「景色」を見せてくれた観客にお礼を言いつつも、逆にライブハウスでライブがしたくなってきた、とも言ってました。
盛り上がったライブですから、「乗り」で、「次は〇〇アリーナだぜ~」とかの表現も許されるとは思いますが、この辺りの「地に足が着いた感じ」、「いつまでも根っこが変わらない感じ」がグリムなんだと思います。

 

武道館には魔物がいる

12曲目の「怒りをくれよ」では、珍しくレミさんが歌詞をとばしてしまうというアクシデントがありました。
曲が終わった後、レミさん曰く「武道館には魔物がいる」と。
ちなみに、アンコールの「リアル鬼ごっこ」でも、レミさんが歌詞をとばしてしまうという場面があり、レミさんが「みんな歌って」と言っていたところが、ちょっとカワイイ。ファン目線ですけど。

 

「大人になったら」の前には、お馴染みの「音楽や美術の道へ進もうとする自分を否定する大人達にあらがいのつつも、その大人達にもわかってもらえるように表現した曲」といったような内容のMCがありました。
やっぱ、「大人になったら」は、ココロに沁みますね・・・。特に武道館だし。

 

 

アンコール1曲目「さよなら僕の町」は、レミさんと亀本氏の2人編成。
2人ともアコースティックギターで演奏という珍しいスタイルでした。
久々にライブで聴きましたが、ホントいい曲。

 

今後にも期待

グリムとしては、これからいろいろなフェスに出ると思うんですが、次回の告知として、9月21日「大阪味園ユニバース」9月24日「東京キネマ倶楽部」のライブ告知がありました。
先ほど、「次はスタジアム目指すとか言わない」「ライブハウスでライブがしたい」と言っていた通り、キャパ500~600くらいのライブハウスでのライブです。
グリムが「東京キネマ倶楽部」でライブをする、というと、幻想的なコンセプトライブである「Velvet Theater」を期待してしまいますが、まだ内容は全く未定で、対バンの可能性もある、とのことです。

 

いつも通り、変に気負わず、自由に楽しめるいいライブでした。
しかし、ファンにとっても特別な一日になりました。
今後も、GLIM SPANKYに期待です。

 

【2018.05.12 セットリスト】

 1.アイスタンドアローン
2.焦燥
3.褒めろよ
4.MIDNIGHT CIRCUS
5.闇に目を凝らせば
6.BIZARRE CARNIVAL
7.The Trip
8.お月様の歌
9.ダミーロックとブルース
10.ミュージック・フリーク
11.いざメキシコへ
12.怒りをくれよ
13.吹き抜く風のように
14.美しい棘
15.The Flowers
16.All Of Us
17.愚か者たち
18.NEXT ONE
19.END ROLL
20.In the air
21.サンライズジャーニー
22.大人になったら

アンコール
23.さよなら僕の町
(アコースティック)
24.リアル鬼ごっこ
25.Gypsy