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【でんぱ組.inc】「いのちのよろこび」におけるガングロの考察

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2019年6月26日、アイドルグループ・でんぱ組.incのニューシングル「いのちのよろこび」が発売されました。

メンバーの夢眠ねむさんが卒業して新6人体制になってから初めての通常販売のシングルです。(厳密には、先に5月25日「清竜人ハーレムフェスタ2019」で「子♡丑♡寅♡卯♡辰♡巳♡」を会場限定販売しています。)

民族音楽っぽくもあり、でんぱ組.incらしいポップスの良曲です。
作詞曲は、お馴染みWiennersの玉屋2060%さんです。

今までも、玉屋氏はでんぱ組.incにおける名曲を数多く作っていますが、今回の曲は特にWienners色が強い感じがします。

 

「いのちのよろこび」における「ガングロ」

「いのちのよろこび」の楽曲自体は3月末のツアー初日で初披露されていて、ビジュアルイメージが発表されたのは、たぶん4月の初めのあたりなので、この話題自体がかなり今さら感があり、かつ、大した考察ではないので、忙しい方はページをそっと閉じてください。

上に引用させていただいたツイートで、このビジュアルが発表された時は、かなり驚きました。
なぜにガングロ?感が強かったと思います。
ただ、でんぱ組.incのプロデューサーに復帰した「もふくちゃん」は、夢眠ねむさんが卒業した頃にラジオで、でんぱ組.incに関してはこれからいろいろやるから振り落とされる人が出るかも、みたいな話をしていたので、いよいよ始まったのか、とも思いました。(どのラジオ番組だったか失念しました)

そもそも「ガングロ」とは?

ガングロは1990年代の日本のコギャル文化から発展した新たなファッションスタイルで現在も続いており、このスタイルを取り入れているのは殆どが若い女性たちである。ガングロの名称は、「ガンガン黒い」の略称(顔面が黒い→顔黒→ガングロという説もある)で、顔を真っ黒に日焼けさせることが由来と言われる。通常は日焼けサロンで焼いたり、極度に濃いファンデーションを塗ったりして黒く見せる。
ガングロ - Wikipedia より引用)

90年代当時は、渋谷に行けば普通にガングロのギャルがいましたけど、今はほぼ見ないです。
で、ガングロは日焼けの延長線上にあるので、顔に塗っているファンデーションは濃い褐色でした。
しかし、「いのちのよろこび」のでんぱ組.incの顔は、どちらかというと「金色」です。

原始時代のイメージ?

上記のツイートの直前のツイートで、「いのちのよろこび」の発売のお知らせと「宇宙から原始のパラレルワールドへ…」という文言がありました。

また、OTOTOYのインタビューでもふくちゃんが、「いのちのよろこび」を制作するにあたってのイメージの話をしていて、

「ずっと今まで彼女たちのキャラクターや生い立ちなどを語る内省的なテーマが多かったけど、愛に突然目覚めて人間になるみたいな根源的なところに、宇宙をさまよってようやくたどり着いたみたいなストーリーにしたい、だから原始時代に戻りたい」
新しい時代に、新しい刺激とワクワク感を! でんぱ組.inc 古川未鈴 × もふくちゃん座談会 - OTOTOY より引用)

と言っていました。

たしかに、ビジュアル写真やMVをみても、ジャングルっぽい風景の中にいたり、骨付きの肉を頭につけていたり、骨をマイクにしていたりと、「原始時代」を表現しているのかな?と思います。

上記に引用させていただいたインタビューの続きで、

 全員話がツーカーでブワッって広まって、アフリカン・ポリネシアンなんだけど電波ソングっていうのを作ることになって。
新しい時代に、新しい刺激とワクワク感を! でんぱ組.inc 古川未鈴 × もふくちゃん座談会 - OTOTOY より引用)

と、あります。

なので、制作側のイメージとしては、「原始時代」=「アフリカン・ポリネシアン」なのかな?という印象を受けました。(「根源的なもの」という意味で)
たしかに、「ドンドコドンドコ」というアフリカン・ビート(ジャングル・ビート)を聴くと、なにか「原始的」なもの、「生命の根源的」なものを感じます。

で、うがった見方なんですが、今回、原始人的なキャラクターを黒塗りの原住民や部族のように表現したかったのかな?と勝手に想像しました。(原始時代なら、「はじめ人間ギャートルズ」的なコスプレを想像しますが、それじゃ「普通すぎる」のかしら?)
ただ、現代では肌を「黒く塗る」と、様々な方面から批判が起こる可能性が高いので、「黒く塗る」→「ガングロ」というように、可愛くてファッション性の高い表現に変換したのかな?と思いました。ガングロギャルが、原始時代っぽい世界観の中にいる、というように。
ガングロという顔が黒いイメージは採用するけど、顔の色は黒や褐色ではなく「金色」にしているのかな、と。

ひと昔前は、コントなどで、どこかの部族みたいなキャラクターを表現する時、全身真っ黒に塗ってるのが普通でしたし、音楽グループ「ラッツ&スター(シャネルズ)」も、ブラックミュージックにたいするリスペクトを込めて、顔を黒く塗っていました。

上記のインタンビューの中で、もふくちゃんはこうも話しています。

ゴーギャンというテーマも、西洋のアートに疲れちゃったおじさんが、原始的な刺激を求めて未開の地へ行くみたいな、完全に私の主観ストーリーですが(笑)、そのワクワク感が、すごく今のでんぱには必要なんじゃないかなと思ったからなんです。
新しい時代に、新しい刺激とワクワク感を! でんぱ組.inc 古川未鈴 × もふくちゃん座談会 - OTOTOY より引用)

あれは実は「コギャル」じゃないんだよ!もっと新しい、謎の生物のイメージ(笑)。
新しい時代に、新しい刺激とワクワク感を! でんぱ組.inc 古川未鈴 × もふくちゃん座談会 - OTOTOY より引用)

 

・・・僕の貧弱な考察の中で何が言いたいかというと、今回、特に90年代とかガングロとかコギャルっぽくやろうとか、流行らせようということではなくて、上記にような流れの中で、顔に色を塗るというチョイスが「ガングロ」だったのかな、ということでした。(芸術的に、イメージをうまく昇華している)

いずれにしても、新しい6人体制が始まったところで、いままでの「でんぱ組.inc」のビジュアルを一新するインパクトがありました。
その一方で、「子♡丑♡寅♡卯♡辰♡巳♡」のMVのように、従来の電波ソングでビジュアルもカワイイ感じも出す。
あるいは、「形而上学的、魔法」のMVでは、クールなジャズアレンジの楽曲で、ワンカット撮りのコンテンポラリーダンスを踊らせてみる。

もともとでんぱ組.incは、音楽的にもファッション的にも「おもちゃ箱」をひっくり返したような楽しさがあって、「何でもあり!」みたいなグループでしたが、今は「どうだ、何でもあるぞ!」みたいな万能感を感じます。
もふくちゃんがプロデューサーを離れた後のでんぱ組.incも、もちろん面白くてヲタを続けてきましたが、この大事な時期にもふくちゃんが戻ってきて、なんかやっぱり「しっくりくる」感じです。

現在、でんぱ組.incは「でんぱ組.inc 全国ホールツアー UHHA! YAAA!! TOUR!!! 2019」の最中で、9月18日・19日のZepp DiverCityでの2daysの追加公演も発表されたところです。
ツアーファイナルあたりで、また何か発表があるとは思いますが、不安でもあり楽しみでもあります。

[追記]
この記事は、随時修正・追記する可能性があります。

 

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