世界的に有名なロックバンド「QUEEN(クイーン)」の映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットしていますが、音楽をテーマとしている「関ジャム完全燃SHOW」(テレビ朝日系)では、まだQUEENに触れてこなかったとのことで、今回2109年2月10日の放送では「遅ればせながらQUEEN特集」として、QUEENの名曲ベスト10やQUEENファンの音楽のプロが音楽性を解説する企画が放送されました。
個人的にも、学生の頃からQUEENをよく聴いていたので、とても楽しみな特集です。
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QUEEN特集
【ゲストは音楽のプロ】
QUEENの熱狂的なファンの音楽のプロのゲストは次の3人
・本間昭光さん:音楽プロデューサー
・HEESEYさん:THE YELLOW MONKEYのベーシスト
・EMMAさん:THE YELLOW MONKEYのギタリスト
(※記事中のコメント・ランキング等の文章は、「関ジャム完全燃SHOW」2019年2月10日放送分より引用・要約などさせていただいております。)
【QUEENのメンバー】
・ボーカル:フレディ・マーキュリー
・ギター:ブライアン・メイ
・ベース:ジョン・ディーコン
・ドラム:ロジャー・テイラー
・・・の4人で、4人とも作曲し、大ヒット曲を持っています。
まずは、「マニア&ビギナーファンが選ぶ QUEENの名曲ベスト10」の10位~6位が紹介されました。
10位~6位
☆QUEENには珍しいブラックミュージック曲
10位 「Another One Bites The Dust(地獄へ道づれ)」(’80)
作詞・作曲:ジョン・ディーコン(ベース・メンバー最年少)
実際、映画「ボヘミアン・ラプソディ」では、ジョンがリフを弾き始め、曲が完成するシーンが描かれている。
全米でも1位となったQUEENの最大ヒット曲。
アルバム収録曲だったが、マイケル・ジャクソンの勧めでシングルカット。
☆ロックとゴスペルが見事に融合した名曲
9位 「Somebody To Love(愛にすべてを)」('76)
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー(ボーカル)
映画「ボヘミアン・ラプソディ」では、ライブエイド開始前のシーンで使用。
【本間昭光コメント】
ゴスペルのコール&レスポンスのコーラスが見事。
終盤はハンドクラップでどんどん盛り上がっていく完璧なQUEENサウンド。
☆QUEENの良さが満載 初期の大ヒット曲
8位 「Killer Queen」('74)
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー
アメルカでの初ヒット曲(12位)
上流階級のコールガールを歌った楽曲。
普段は作曲が先だが、この曲は歌詞から思いついた。
☆自転車をテーマにした聴くと楽しくなる名曲
7位 「Bicycle Race」('78)
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー
フレディがフランスの自転車レースを見て思いついた。
日本では自転車のCMに使用された。
【本間昭光コメント】
メンバー4人全員で古い自転車のベル音を鳴らし、その後、ギターソロが始まるが、「ドレミファソラシド」を使ったお茶目なフレーズになっている。
楽しんで作ったのが伝わってくる。
☆ピアノをフレディの声が調和するピアノロック
6位 「Don't Stop Me Now」('78)
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー
7枚目のアルバム「ジャズ」に収録。
ピアノがメインでギターは後半のソロまで出ない。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」では、ギターが加わった音源を使用。
日本では度々CMで使用される曲のひとつ。
以上、10位から6位でした。
QUEENっぽさの音楽的ヒミツとは?
ゲスト3人が解説。
●ギターでハモる(ギターオーケストレーション)
たくさん音を重ねる多重録音。メロディやハモりをギターで重ねる。
こういったやり方は、ブライアン・メイが初めてではないかと思われる。
これをやると、「QUEENっぽい」と言われる。
●フレディ独特の「歌詞」&「曲のある特徴」
・歌詞がぶっ飛んでいる(雰囲気モノが多い)
・フレディの気まぐれで転調(感情のおもむくままに、とにかく転調しまくる)
●超簡単だけど、思いつかない(ベースの)リフ
ベースのフレーズがスゴイ!!
●フレディが作った曲のギター
「Bohemian Rhapsody」などは、特にギターソロは演奏が難しい!!
基本的にフレディはピアノで曲をつくるが、ピアノでの運指は難しくないが、ギターでやると大変。(左指が動きっぱなしになる)
●世界でひとつ!!こだわりのギター音
①ブライアン自作のギター(自宅の暖炉の木を使って作成:レッド・スペシャル)
②ピックはイギリス6ペンス硬貨
③電池駆動のアンプ(電池切れかけ)
※番組では、日本で唯一、ブライアン・メイ公認でレッド・スペシャル(オフィシャルのレプリカ)を製作している伊集院香崇尊さんがゲストとして登場。
続いて、「マニア&ビギナーファンが選ぶ QUEENの名曲ベスト10」の5位~1位が紹介されました。
5位~1位
☆古き良きラジオの時代を歌った名曲
5位 「Radio Ga Ga」('84)
作詞・作曲:ロジャー・テイラー(ドラム)
ラジオに対するノスタルジーを歌った曲。
レディ・ガガの名前の由来となった。
☆日本ではドラマ主題歌としてリバイバルヒット!!
4位 「I Was Born To Love You」('95)
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー
情熱的なラブソング。
【本間昭光コメント】
もともとフレディのソロアルバムの曲だったが、フレディの死後、声とピアノだけを取り出してアレンジした曲。
ソロのときはピアノがメインだったが、アレンジ後ギターメインのロックな曲に仕上がった。
・ギターメインのバージョン
・フレディソロのピアノメインのバージョン
☆オペラとロックを融合させた名曲
3位 「Bohemian Rhapsody」('75)
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー
世界的大ヒット曲。
曲はアカペラ・バラード・オペラ・ハードロックで構成。
6分間の長尺で、映画「ボヘミアン・ラプソディ」では、発売前にモメたシーンも。
アルバムの先行シングル 全英チャート9週連続1位。
【本間昭光コメント】
オペラパートのコーラスは厚みをもたせる為、レコーディングで音を重ねまくってる。
4人しかいないのにオーケストラを聴いているよう。
☆スポーツイベントでもお馴染み 勝者の為の一曲
2位 「We Are The Champions(伝説のチャンピオン)」('77)
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー
全英チャート2位。
PVはQUEENのファンクラブが招待され撮影。
サッカーをはじめ、様々なスポーツでの定番曲。
【本間昭光コメント】
サビ後半に出てくるブライアンのギターの音量は、フレディのボーカルと同じ音量で、まるでツインボーカルのように絡み合っている。
これはもともと入っていたギターサウンドをブライアンが聴き、フレディの熱量に負けていると感じ、録り直したというこだわりのパート。
☆映画「「ボヘミアン・ラプソディ」では、この曲の誕生シーンが描かれている
1位 「We Will Rock You」('77)
作詞・作曲:ブライアン・メイ(ギター)
MVはドラムのロジャー・テイラー宅の裏庭で撮影。
ブライアン・メイ曰く「この曲は夢で浮かんだ」。
【本間昭光コメント】
作曲したブライアンがあちこちの床を踏みつけて、理想的な音がする場所を選び、結局ロンドン郊外の古い教会で録音されたこだわりのサウンド。
以上、QUEENの名曲ベスト10でした。
さすがに、世界的なメジャーバンドだけあって、どの曲もお馴染みの曲ばかりですね。
個人的には、ロカビリー調でヒットした「Crazy Little Thing Called Love」なども好きです。
まだ映画「ボヘミアン・ラプソディ」をみていない人も、QUEENの素晴らしさを認識できる番組でした。